経営者の輪Vol.203 あさみ珈琲店の「浅見理紗さん」です

経営者の輪Vol.203 「あさみ珈琲店」の浅見理紗さん

今回ご登場いただくのは、「あさみ珈琲店」の浅見理紗さん。笑顔が可愛らしい素敵なオーナー、浅見さんに、現職に至るまでの道のりと、お仕事のやりがい、楽しさをうかがいました。

プロフィール

浅見 理紗(あさみ・りさ)さん
生年月日:1989年11月2日
埼玉県本庄市出身
埼玉県本庄市在住

接客業の極み、ホテルでの勤務に憧れ

「自分のお店を持ちたい」
浅見理紗さんは、まだ小学生だったときから、こう思っていたといいます。

夢を叶える第一歩として、商業高校に進学。将来に役立つマーケティングや簿記などを熱心に学びました。高校時代は、ファストフード店でのアルバイトを通してお客さまにおもてなしをすることのやりがいを感じ始めた浅見さん。旅行が好きだったこともあり、徐々に「一人のお客さまと長く接することができる、接客業の極みともいえるホテルで働きたい」と思うようになったそうです。

高校卒業と同時に、専門的な知識と実務を経験できる「駿台トラベル&ホテル専門学校」(東京都)に進みます。楽しみにしていた実習では、実際にホテルの業務を遂行。「一見華やかに感じる世界ですが、社会人としての厳しさも実感。それと同時に、責任と達成感は比例することも学びました」と浅見さん。ますますホテルに対する憧れは強まり、卒業後は、横浜のホテルに就職。社会人としての一歩を踏み出しました。

導かれるように珈琲の道へ

憧れだったホテル勤務。フロントかベルガールを希望していた浅見さんですが、配属になったのはルームサービス。希望の職種に就く日を夢見ながら、浅見さんは日々の仕事に精を出していました。高層階にある和食レストランでは、自分で着物を着付け、お料理を提供することもありました。

その後、未曾有の被害をもたらした東日本大震災を経験した浅見さん。
「この地震が自分の人生を考え直すきっかけになりました」と話します。
離れて暮らす家族のこと
父が経営している珈琲店
家族の力になりたい など
いろいろ悩んだ末、経営のことを学びたいと思い、会計事務所に転職。
営業に回ったり、クライアント先に出向して経理を担当したり。
就業後は、自分を高めるために学校に通ったり、休みの日も仕事のための勉強をする仲間に触発され、独学で簿記を学び直したり、会計士に分からないことを教えてもらったり。
今までとまったく違う生活が始まりました。
「自分に投資することが多くなり、今までと時間の使い方が全く変わりました」と振り返ります。

その後、本庄に戻った浅見さん。
珈琲の焙煎士であるお父様のお店を手伝い始めました。

「はじめは、特に珈琲に興味があったわけではないんです」と浅見さん。
それでも、お父様の手伝いをしながら、スターバックスでアルバイト、と珈琲に囲まれた毎日を送るうち「珈琲が大好きになりました」と笑顔を見せます。

新しいアイデアを次々と提案する浅見さんに、石橋を叩いて壊してしまうのではないか? と思うほど慎重なお父様はなかなか首を縦に振ってはくれませんでした。

浅見さんは、会計事務所での営業経験を生かし、地元の企業に出向いて営業を展開。
まず初めに挑戦したのが農協。
「新鮮さが売りの農産物直売所に、同じように新鮮さを大切にしたうちの珈琲はぴったりだと思ったんです」と言います。
Win×winの関係を提案し、見事近隣にある複数の店舗で契約を成立。

「稼ごう、というよりも、いかに多くの人に喜んでもらえるか? いかに良いマッチングができるか? を大切にした結果だったと思います」とニッコリ。
お父様が焙煎する珈琲が本当においしく、自信を持って勧められる逸品だったというのも、何よりも大きな要因でした。

浅見さんが、次々と成果を上げ始めると、お父様の反対もなくなりました。
珈琲を極めたい、とSCAJ認定のコーヒーマイスターの資格も取得しました浅見さん。
いつの間にか、珈琲の道をまっしぐらに歩んでいました。

珈琲店オーナーに

ある日、お父様と仕事仲間の間で、伊勢崎にある「さくら珈琲」のことが話題に上りました。
長く続いた珈琲店ですが、閉店すると聞き「(自分が)やりたい」と思わず声を上げた浅見さん。
反対すると思っていたお父様も賛成。トントン拍子に話が進み、2016年の年明けと同時にお店を引き継ぐことになりました。

期待に満ち溢れて開店の時を待った浅見さんですが、常連のお客さまの反応は期待と異なりました。
「慣れるまで3カ月かかった」と浅見さん。
浅見さんの懸命な姿を見て、常連さんも打ち解けてくれるようになりました。
姿が見えないと「オーナーは?」と尋ねるお客さまも増えてきました。

浅見さんがお店を引き継いで1年半。
この6月から、店名を「あさみ珈琲店」に変えてリニューアルしました。
カウンターに並ぶ珈琲は、30種類。
コーヒーマイスターの浅見さんが、お客さまの好みを聞きながら、ぴったりの珈琲を提案してくれます。

お店を持ちたいと思った小学生時代、夢を叶えるために進学した商業高校、サービスを学んだ専門学校、そして実務経験を積んだホテル時代、転職先の会計事務所。浅見さんの歩みは、すべて無駄なく今の道へつながっています。

そして今。珈琲をきっかけにできたつながりで、いろいろな人が浅見さんに次々と手を差し伸べてくれるようになりました。
スコーンやクッキーなどのカフェメニューが登場し、店内に専用のスペースもできました。
「お店を始めて2年目ですが、たくさんの方々に支えられてきました」と表情を輝かせます。

お客さまが来ると
「いらっしゃいませ」と明るく澄んだ声で出迎え、お見送りのときは「お気をつけて」のひと言を忘れない浅見さん。
訪れる人を爽やかな気持ちにしてくれます。

「伊勢崎の街も人も大好き。広告を出していないのに、着実にお客さまが増えている。とても有難いです」と話す浅見さん。
浅見さん自身が醸し出す穏やかで優しい雰囲気と、居心地の良さ、そしてもちろん美味しい珈琲を求めて、今日も多くの人が浅見さんのもとを訪れます。

企業情報

あさみ珈琲店 伊勢崎

住所/伊勢崎市下植木町404-3
TEL/0270-21-3307
営業時間/10:00~19:00
定休日/日曜 
創業/2017年(あさみ珈琲店 伊勢崎)


平成29年6月

 

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

ご注意:本記事は上記の日付をもとに作成しています。実際にお店等に行く方におかれましては、事前に電話等で確認してからお出かけ下さい。記事と情報が異なる場合、imapは一切責任を負いませんのでご了承下さい。(記事と情報が異なる場合もありますので ご了承下さい。)


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