経営者の輪Vol.118 「石原毅税理士事務所 石原毅さん」伊勢崎市宮子町

Vol.118 石原毅税理士事務所 石原毅さんの巻

「経営者の輪」、118 回目にお迎えするのは、社団法人 伊勢崎青年会議所に所属する石原毅税理士事務所の石原毅さんです。

プロフィール

石原 毅(いしはら たけし)さん。昭和51年7月18日生まれ。

静岡県出身、伊勢崎市在住。

前回、ご登場の島田政一さん(ぱるキャリアスクール群馬いせさき校運営)から「変わった経歴を持つ面白い友人」とご紹介いただいたのが、石原毅税理士事務所の所長であり、税理士の石原毅さん。どんな経歴を持った税理士さんなんでしょう!? ワクワクしながら出かけると…。

憧れだった車の設計に携わっているとき突然に…

約束の時間には少し早かったかな? と思いながらも車を降りると「おはようございます。」と背後で爽やかな声。石原さんです! 駐車場まで迎えに来ていただくなんて、初めての経験。プチ・セレブ(!?)な気分に浸りながら事務所に入ろうとすると、幸せを呼ぶ鳥・ツバメの歓迎、ドアをあけると可愛らしいワンちゃん、アコちゃんのお出迎えです。社内に一歩入ると、アコちゃんがフサフサの尻尾を振りながら所長室までご案内。名刺交換が終わると、アコちゃんはやっとホッとしたように「伏せ」のポーズ。素晴らしいお仕事ぶりです! 聞けばアコちゃんのほかに、リコちゃん、ポコちゃんと3匹の社員犬(?)さんがいるのだとか。可愛い社員たちの影響もあり、石原さんの事務所内は穏やかで和やかな雰囲気が漂います。

その石原さんが産声をあげたのは、静岡県。お父さまの仕事の関係で、中学3年生のときに群馬にやってきました。高校卒業後は、群馬大学工学部に進学。卒業まで群馬で過ごしました。車好きだった石原さんは、神奈川県にある車の設計をする会社に就職。夢だった車の設計を始めました。「無からスタートし、形あるものに仕上げていくという『ものづくり』の楽しさを味わった」と話す石原さん。イキイキと仕事に取り組む様子が目に浮かぶようです。

そんな石原さんに、ある日ふと「税理士になろう」という考えがひらめきます。「手に職をつけたいという希望があった、妻の祖父が人望の厚い税理士だったなど、さまざまな要因はあったと思うのですが、なぜ税理士を目指そうと思ったのか、その経緯は今でも思い出せないんです」と不思議そうに首を傾げます。

専門学校と大学院のWスクールで難関の税理士試験に合格

税理士を目指し始めた石原さんは、大学院と専門学校の両方に入学します。初めてのことばかりで戸惑うことも多い日々。特に大学院の講義は、専門用語ばかりが飛び出し大変な思いもしたとか。そんな中で「何事も挑戦」と前向きに考えて取り組んだ、と話します。経済学部出身者が多い院生の中で、理系出身の石原さんは得意な数式などで存在感を発揮。仲間と支え合いながら勉学に励みました。

努力の甲斐あって、大学院卒業の翌年に国家試験のなかでも難関といわれる税理士試験に合格。税理士資格を得るのに必要な2年間の実務修業のため、東京の会計事務所で働き始めました。この会社は、良くも悪くも「現場主義」。「はい」と、当たり前のようにあるクライアントを任された石原さん。ゼロからのスタートに、ここでも「できないのは当たり前」と前向きに考えて仕事に向かったといいます。このときに学んだのは、大量のデータを効率よく処理する方法。通常なら2日近くかかるところ、たった数時間で仕上げられるようになりました。クライアントに関する資料整理も徹底。担当者が不在の際、誰でも対応できる見やすく、充実したものを心掛けました。

こうして2年間の実務修業を終えた石原さんは伊勢崎へやってきました。

経営者の経験とデータ分析で先に見通し

税理士事務所所長という責任あるポストに就いた石原さん。一番の変化は「責任が加わったこと」と表情を引き締めます。公私ともに付き合いの幅も広がりました。

意外にも就職後、「ものづくり」に携わった経験が今に生きているのだとか。「お客さまは、製造業の経営者が多いんです。ものづくりの現場の雰囲気も分かるのは、経験したからこそ」と話します。

また、先代である奥様のおじいさまの偉大さも、仕事を通じて改めて感じることが多いそうです。お客さまだけでなく、税務署の職員の方からも随分信頼されていたのだと感じ、ご自身もおじいさまのようになれたら…、と思うのだと話します。

税理士の仕事をしていて楽しいのは、さまざまな会社の運営に携われること。経営者と困難を一緒に乗り越えたときの一体感。仕事を越え、人間同士の心が結びつく充実感。石原さんが「この仕事について良かった」と心から思える瞬間です。

これから広げていきたいのは、コンサルティング面。「経営者が現場で感じる感覚は確か。その裏付けとしてのデータを組み合わせ、経営の見通しにも役立てていきたい」と話します。

学生時代、実家のある高崎と大学のある桐生を行き来する際、伊勢崎がどんどん進化する様子を目の当たりにし「まだ発展する余地のある街」との認識を新たにした石原さん。また以前に、地図を広げ、道路の集まり具合を見て伊勢崎の利便性を感じたとも言います。その勘は、ズバリ的中。便利で住みやすく、緑多くのんびりした雰囲気が残る伊勢崎が大好き、と話す爽やかな税理士サンでした。

会社情報

石原毅税理士事務所

◆住所:群馬県伊勢崎市宮子町3598-7
◆TEL:0270-24-1246
◆業務内容:税務会計、経営計画作成・金融支援、税務調査対応、相続・事業承継対策、相続税申告業務など

取材日 平成22年5月

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

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