2月12日、境総合文化センターで「景観まちづくり講演会」が実施されました。平成17年5月9日に群馬県内初の景観行政団体となった伊勢崎市。平成20年4月1日に景観計画、景観まちづくり条例、屋外広告物条例を施行しました。今回はこれらの条例の策定委員会などを務めていただき、条例策定にご尽力いただいた前橋工科大学教授の小林先生をお招きして、景観に関する講演をうかがいました。
伊勢崎市では、景観行政団体となってから景観に関する調査、シンポジウム、講演会開催など条例策定までに様々な活動を行ってきました。
平成20年4月に条例が施行され、今後は市民、事業者、行政の協働による景観まちづくりを積極的に進めるため、同市では、平成20年9月から平成22年3月までの間、景観まちづくりに関するパンフレットの作成、講演会などのイベントの開催を行う「伊勢崎市景観サポーター」を市民から公募しました。
17名の景観サポーターの皆さんは、昨年10月から景観まちづくりに関する活動を積極的に行い、第4回目の活動として今回の講演会を開催することになったそうです。
伊勢崎市の景観担当課の星野さんは「景観サポーターのみなさんの積極的な活動で第4回には講演会を開催することができました。平成20年には条例が施行されるなど、いよいよ準備は整いました。今後もこのような活動を市民のみなさんに周知していただき、市民と行政が一体となって景観まちづくりを推進したいと思っています。なにげない風景に人気が出て観光地になった例もあります。伊勢崎市でもそんな場所を探し出せたらと思います。」と語っていました。
先生は前橋工科大学で景観についての教鞭をとられ、さまざまな角度から景観の研究をされています。同市の条例策定の際にも、委員会などでご尽力いただいたそうです。今回は「景観の豊さの意味を考える」と題して、講演されました。
講演会では、浮世絵で有名な安藤広重の「名所江戸百景」という絵画を手本にして、ごく日常の風景を美しい物として見出す方法を解説しました。
「名所江戸百景」という絵画は今で言うなら、観光マップのようなもの。安藤広重は江戸の八代洲河岸火消屋敷の同心、安藤源右衛門の息子として生まれ子供の頃から江戸のまちを歩き回り、知りつくしていたそうです。同絵画もその経験から描かれたもので大変人気があり、江戸に住む人々が地方へ出かける際、お土産としても使っていたそう。
小林先生は、安藤広重の絵画のいくつかを例にとり、鳥瞰図のように上から眺めたり、姿勢を低くして眺め描いた絵などをから、風景の眺め方を説明していました。
先生は「日常にあるなにげない場所も面白くすばらしい風景があります。1分間目を閉じて、体の力を抜いて五感全体を使って景観を楽しむことです。このような体験のレッスンを繰り返し行ってください。伊勢崎市の景観を市民みんなで考え、探し出し、共有して次世代につなげていくことが大切です。」と語っていました。
取材日:2009年2月12日/アイマップfuru
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