1年に1度の夢の国。1万人の笑顔の花開く『伊勢崎ドリームフェスティバル』

子どもたちがさまざまな仕事や遊びを体験し、家族で楽しめる「伊勢崎ドリームフェスティバル(通称・イセドリ、根岸正典実行委員長)」が10月11日、セブンナッツスタジアムで開かれました。絶好の秋晴れに恵まれ、会場は1万人を超える人で大にぎわい。今年初登場のアートエリアとジョブタウンも加わり、年に一度の「夢の国」にたくさんの笑顔が咲きました。

「やってみたい」がいっぱい

伊勢崎まつり、伊勢崎花火と並んで、伊勢崎を代表するイベントとの呼び声も高いイセドリ。4回目の開催となる今回も会場には、子どもたちの好奇心をくすぐる体験がいっぱいです。

 

頭や体を使って遊ぶアトラクションエリア、桐生第一高校によるラグビー体験や上武大学野球部などによる野球体験ができるスポーツエリア、ヘアアレンジやパーソナルカラー診断を楽しめるビューティーエリア。さらに今年は、仕事体験や働く車の展示を楽しめるジョブタウンと、自由に表現するアートエリアが初めて加わりました。

 

 

アートエリアでは、大きな壁や紙に、カラフルな色彩で思い思いの絵を描く子どもたちの姿が。好きな色を選び、のびのびと筆を動かすうちに、みんなの絵が集まったにぎやかな作品ができあがっていきます。

 

ジョブタウンでは、軍手をはめてタイヤのナットを締める子も。真剣な手つきは、エンジニアさながらです。自衛隊のユニフォームを着て記念撮影をするなど、普段はできない体験を楽しんでいました。

 

消防署が提供した、煙の中での避難を体験する「煙ハウス」に挑戦したのは、伊勢崎市の金子晏夕(あんゆ)さん(4歳)。「煙で前が見えなかったけれど、避難訓練を思い出して小さくなって進みました」と、笑顔で話してくれました。

 

アトラクションエリアに参加した伊勢崎商業高校地方創生班の生徒たちは、「群馬の花について知ってほしいと企画しました」と説明。自分たちの企画を来場者に楽しんでもらえた喜びも伝えてくれました。

キラキラと輝く子どもたちの表情はもちろん、印象的だったのは、一緒に来場した保護者たちのうれしそうな顔。初めてのことに挑戦するわが子を見守り、できた喜びを分かち合う姿に、温かな気持ちになりました。

ステージエリアで「踊る」「歌う」「跳ねる」

ステージエリアでは、子どもや高校生から大人まで、幅広い世代がチアリーディングやダンス、ゴスペルなどを披露。元気いっぱいのパフォーマンスで会場を盛り上げました。

 

ステージには出演者の呼びかけで、臂市長、三好教育長、根岸実行委員長のほか、ミスひまわりやくわまるも参加。華麗なステップを踏みながら、踊ったり歌ったり、ジャンプしたり(できるんだ! くわまる!)大盛り上がり。ステージと客席が一緒になって、楽しい時間を過ごしていました。

 

ミスひまわりは、この日が初公務。安達空乃さんは「今日をきっかけに市内で開催されるさまざまなイベントに参加したい」と、茂木美那さんは「伊勢崎の魅力を発見・発信していきたい」と、宮尾詩織さんは「伊勢崎の活性化に貢献しながら成長し続けたい」と緊張しつつも、明るく答えていました。

参加者も出店者もみんなの夢を叶える場

イセドリの原点には、実行委員長・根岸さん自身の「夢の実現」があります。野球経験者の根岸さんは、自分のスタジアムを持つことが夢だったそう。ネーミングライツを通じて、自身が経営する「セブンナッツ」の名前を球場につけ、その夢をかなえました。「子どもたちにも夢を持ってほしい」との思いから、このイベントが生まれたのです。

 

来場者は1年目のおよそ5000人から、毎年1000人単位で増え、今年はついに1万人を突破。運営を担うのは、個人事業主を中心とした11人の実行委員と、50人のボランティアです。わずか60人あまりのスタッフで、1万人を超える来場者を迎えるイベントを支えているのですから、その熱意とチームワークには驚かされますね。

 実は、イセドリには裏テーマがあるそう。それは「出展者も来場者も、夢を応援する人も、みんなが夢を見つけ、かなえること」。

 

高校時代からボランティアで参加し、今年はプロジェクトリーダーを務める大学生の秋元凌真さんも、その裏テーマを体現する一人。「子どもたちの楽しむ姿を見られたり、来年も楽しみにしていると言われたりするのがやりがい。私自身がイセドリで夢をかなえています」と、にこやかに話していました。

根岸さんは「このイベントをきっかけに、みんなが未来の夢や希望をみつけてかなえてくれれば」と思いを語ってくれました。

 

球場の外では「イセドリマーケット」も開催。揚げ物やスイーツなどのグルメに舌鼓を打ったり、お気に入りのパンを見つけたり、ワークショップを楽しんだりと、こちらも大変なにぎわいようでした。

 

「楽しかった!」の中に、「またやってみたい」「こんな仕事をしてみたい」が見つかるイセドリ。この日生まれた小さな憧れが、子どもたちの未来の夢へとつながっていくに違いありません。

 


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取材日:2026年10月11日 e塚


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