いせさき初市と上州焼き饅祭(2019年)

平成最後となった2019年のいせさき初市と上州焼き饅祭

 1月11日、毎年恒例の新春行事『いせさき初市』と『上州焼き饅祭』が開催されました。

 今年はお天気も良く、時折赤城おろしが吹き抜けたりしたものの、1月としては暖かな日となり、会場となった本町通り周辺は平成最後の福を求める多くの人で賑わいました。

 

 伊勢崎神社を会場として行われる『上州焼き饅祭』は、年々伊勢崎市民以外にもその名前が広がり、毎年これを楽しみに県外から訪れている…なんて方もいらっしゃるのだとか。

 『上州焼き饅祭』は、奉納された巨大まんじゅう(直径55cmのまんじゅう4個・重さ約5kg/個、普通サイズ300個分というすごいボリューム!)に、宮司さんが「皆様の幸福がこの大まんじゅうのように大きく膨らみますように」と祝詞を奏上する「福饅神事」に始まる伊勢崎神社の伝統行事。

 巫女役を務めるミスひまわりの2人が大まんじゅうに願いを込める「お鈴の儀」を行った後、その年の4名の年男・年女の代表者が「願い文字の儀」で大まんじゅうにそれぞれの思いを込めた文字を書き入れ、みんなの願いが叶うよう、4つの大まんじゅうを長さ3mの大串でひとつの大きな焼きまんじゅうの形にする「串打ちの儀」を経て、炭火で焼き上げていきます。

 
 

 巫女さんが焦げ目のついた大まんじゅうに大刷毛で味噌だれを塗ると、境内には煙とともに芳ばしい香りが広がり、焼き上がった巨大焼きまんじゅうは、皆さんのご多幸を願った「福分け」として切り分けられて振る舞われますが、今年も、巨大焼きまんじゅう2本分の福分けが列に並んでいても途中で終了してしまうほどの参拝者があり、『上州焼き饅祭』の人気の高さがうかがえました。

 
 

 初市会場では、去年買っただるまを抱えながら新しいだるまを選ぶ人やお子さんと一緒に初めてのだるまを選ぶ人の姿、縁起物の屋台ならではの売り子さんとの駆け引きの声が溢れ、いせさき明治館では演奏会、地元商店街では初市協賛セール、笑い声響く人だかりの向こうでは猿まわしが…と、初市以外に開催されたイベントにも多くの人が訪れ、楽しむ姿が見られました。

 
 

 さて、『上州焼き饅祭』で今年の年男・年女の方々の記した願い文字は「挑」「愛」「健」「福」の4文字でしたが、皆さんが叶えたい願いは、どんな文字でしょうか?

 平成最後でもあり、新しい時代の始まりともなる2019年も、アイマップをご覧の皆様にとってたくさんの願いが叶う年になりますように♪



取材・撮影:2019年1月11日 imap Rimika


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