伊勢崎市文化会館で「光と音のパフォーマンス2008」が開催されました。この催しは文化会館の大、小ホールでの舞台をより美しく演出するため、音響、照明等の設備を紹介するというもの。
来場者は延べ人数161名。市内の中学・高校生の吹奏楽部、ピアノ講師、保育園の先生、コーラス等のサークルの方々が来場。また夏休みの平日に開催されたため、新聞などで関心をもった親子連れも参加していました。

　この催しは今回で3回目。今年は午前と午後2回行われ、アンケートに寄せられた質問の中から音響と照明の技術者が回答するなど、利用者が舞台演出をイメージしやすい方法で開催。小ホールではダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いをピアノの音で確認したり、照明技術では説明と実際に使わているシーンなどが説明されていました。　

大ホールの音響ではワイヤレスマイクや新しく導入されたヘッドセットマイクを紹介。これにより、さらに動きのあるパフォーマンスが可能になったそうです。また効果音も雨の音やバイク音なども披露され、来場者は興味深々の様子でした。照明では空間演出について「より派手なステージにするにはどんな方法があるのか？」の質問に答え照明機材のうち、ポイントを絞って演出するミラーボール、カラーフェーダー、ムービングライト、スポットライトの演出方法を説明。

　実際のパフォーマンスでは、発表前日の時間内で仕込みできるプログラミング量を想定した舞台演出が披露され、小ホールでは「大好きだよ」（大塚愛）、大ホールでは映画「海猿」の主題歌となった「Precious」（伊藤由奈）の曲をBGMに素敵な光と音のステージが繰り広げられました。

　最後に来場者に対する質疑応答のコーナーでは「舞台の様子を録画し、DVDにしてもらえるのか？」「ミラーボールの動かす速さは変えられるのか？」、「もう少し料金を詳しく教えて欲しい。」、「照明のカッターライトの見本はあるか？」といったことが質問されていました。

　技術者の方々は「県内のほかの会場と比較しても、設備も充実しているし、料金等も低額で使っていただけるよう工夫しています。今後もぜひ有効活用してください。」と文化会館の利用を勧めていました。さらにパフォーマンス終了後、来場者は舞台に上がるなどして舞台演出のイメージを膨らませていたようでした。


imap関連サイト

取材日：20年8月23日／アイマップfuru