まちおしAWARD at 伊勢崎
“まちおし”とは、まちの取り組みを「推す」、まちを「押し上げる」など、
複数の意味を込めた造語です。「まちおし」を合言葉にまちを応援しましょう!
ブラッシュアップ原稿のご紹介
コラム応募者の方々を対象に実施したコラムブラッシュアッププログラムにより、ブラッシュアップされた作品を掲載しますので、ぜひご覧ください。
執筆者:千葉 敦子 さん
タイトル:「町×おかみ」~老舗改革を支えたもの~
執筆者:阿部 祐子 さん
タイトル:「読書の街いせさき」の継続のために
執筆者:井上 哲 さん
コラム:まち × 和菓子〜伊勢崎市の茶道と和菓子〜
執筆者:杜澤 こさゆ さん
コラム:「いせさきと猫物語」未来へ紡ぐいせさきねこまるの地域猫活動
易しい言葉でテンポよく
「まちおしAWARD伊勢崎」に応募された方とあって、どれもしっかりした文章でした。普段から本を読んだり、文章を書いたりする機会が多いのでしょう。
全体として、気になったのは時系列に書いた作品が多かったことでした。テーマに関する動機や経緯といった過去から始まり、現在の様子、未来への展望へと展開しています。最も書きやすい書き方でしょう。
ただ、それでは1番伝えたい要素が中盤以降に出てくることになります。読み手が我慢強く読んでくれればいいですが、途中で読むのをやめてしまったら、思いを伝えることができません。
新聞記事は「逆三角形」とされています。最初に結論を書いて、続いてその結論に至った経緯や背景、影響を書き加えていきます。最初の方が重要=重いで、そう表現されています。
「現在」「過去」「未来」の順を意識しましょう。
難しい言葉、気取った単語を使う例もみられました。一生懸命、お調べになったのかもしれませんが、簡単なことを難しい言葉で書いて得意になるだけ。ただの自己満足です。読み手の心には入っていきません。
難しいことを簡単に伝えるのが大切です。できるだけ、易しい言葉で書くことを心掛けてください。
一文や段落が長すぎる文章も目立ちました。テンポが悪くなり、読んでいてストレスを感じます。
私が文章を書く上で2つのバイブルがあります。
易しい言葉は『鉄腕アトム』の主題歌です。詩人の谷川俊太郎さんが作詞しました。「空をこえて ラララ♪…」といまでも口ずさみます。
テンポのよさは『横浜たそがれ』を意識します。山口洋子さんの作詞です。前半はすべて名詞。無駄な形容詞がない。それでいて、雰囲気が伝わってきます。
みなさんも、「これは」と思った文章を参考にし、自由な発想で文章書きを楽しんでください。
伊勢崎市のまちおしAWARDのブラッシュアップを担当し改めて「努力は裏切らない」という言葉の重みを実感しました。テーマ選定から始まり、現地へ足を運び、心を込めて描写された作品の数々。その熱意が文章に宿り、読者に深く響きます。実体験があるからこそ紡ぎ出せる言葉には説得力と温かみがあります。
一方で、知っているからこそ、地名やイベント名の説明が省略されている文章もありました。アナウンサーとして、先輩から教わった「小学生から年配の方まで、誰もが理解できる文章こそ真に人々に届くもの」という言葉を思い返します。これはライターにとっても重要な視点ではないでしょうか。
文章に完璧はありません。だからこそ、書くことは終わりのない研鑽の旅なのです。あなたにしか紡げない言葉、取材を通じて得たリアルな声、ここでしか語られないエピソードを輝く宝石のように文章の中にちりばめてください。生きた言葉こそが文章に生命を吹き込みます。
最後に、まちおしAWARDへ情熱を注ぎ、時間を惜しまず作品を仕上げた皆さまへ、心から「お疲れさまでした」とお伝えしたいです。皆さまの言葉が、伊勢崎市の未来のまちづくりを照らす希望の灯となることを願っています。
まちおしAWARD at 伊勢崎 審査結果発表・記念講演
2025年2月22日(土)に審査結果発表・表彰式と記念講演を行いました。
当日は70名もの方にご参加いただきました。たくさんのご参加、ありがとうございました。
- まちおしAWARD at 伊勢崎 実行委員会 -
第1部 審査結果発表、表彰式・審査講評の様子
第2部 記念講演の様子
まちおしAWARD at 伊勢崎 審査結果発表&アワード授与式(終了しました)
まち✕〇〇というテーマで募集していたコラム作品の中から、厳正なる審査によって選ばれた受賞作品に関するアワード授与式と、審査員による講評を行います。
日付:2025年2月22日(土)
時間:13:30 - 15:30
場所:伊勢崎市地域交流センター赤石楽舎(群馬県伊勢崎市曲輪町28-24)
「タイムテーブル」
13:30 開会
13:40 審査結果発表
14:15 記念講演
15:30 閉会
「まちおしアワード」とは?
先人たちの知恵の営みの結晶である「まち」の価値、今の「まち」を担う「ひと」の魅力、ペンの力で地域内外や後世へ伝えていく。そんな取り組みに携わってくれる仲間を探しています。
あなたの「いちおし」をコラムにして、ライターとしての未来を切り拓いてみませんか。
応募の流れ
【STEP1】
説明会/キックオフセミナーにエントリー
10月1日(火)〜10月31日(木)
【STEP2】
説明会/キックオフセミナーに参加
11月3日(日・祝)
【STEP3】
取材と執筆
【STEP4】
コラム提出
2025年1月10日(金)
申し込み用紙(ワード形式)はこちらからダウンロードしてご利用ください。
詳しい募集方法は募集要項をご覧ください。
○執筆テーマ:「まち×○○」
まち×スポーツ、まち×文化、まち×食など、伊勢崎のまちを盛り上げる存在や欠かせない人など、まちと掛け合わされている「○○」を題材としたコラムを募集します。
○コラム提出締切:2025年1月10日(金)
(終了しました)
説明会・キックオフセミナー(終了しました)
■説明会・キックオフセミナー
日時:11月3日(日・祝)午後2時〜4時
場所:伊勢崎駅前インフォメーションセンター(伊勢崎市曲輪町8-8番地1)
※説明会/キックオフセミナーに参加できない場合でもコラムは応募できます。
阿部 和也
1961(昭和36)年、前橋市生まれ。前橋高-早稲田大商学部卒。1983(昭和58)年、上毛新聞社入社。
運動、社会、政治、経済担当の記者、デスクを経て、伊勢崎支局長、報道部長、編集本部長、編集局長を務める。2021(令和3)年、定年に伴い退職。前橋新聞「me bu ku」を創刊する。
奈良のりえ
NHKキャスターを経てフリーアナウンサー。東京2020オリンピック聖火リレーセレモニー、世界遺産・富岡製糸場開業150周年記念コンサートなどを担当。NHK前橋放送局、BS11などでアナウンサーとして活動。前橋商工会議所会報誌『糸都』旬人コーナーのライターを務める。早稲田大学ビジネスファイナンス研究センターにてエグゼクティブMBA Essence取得。群馬交響楽団評議員。同楽団公式YouTubeチャンネル『群響ダイアログ』インタビュアーを務める。
○主催:まちおしAWARD at 伊勢崎実行委員会
○事務局:株式会社NJS
○共催:伊勢崎市
○後援:アイマップネットワーク/まきばプロジェクト
→問い合わせ(machi_oshi_isesaki@googlegroups.com)
本事業は、国土交通省の「令和6年度官民連携まちなか再生推進事業(普及啓発事業)の採択を受けて実施しています。
記事内容の二次利用について
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