グルメ・ランチ特集Vol. 260 伊勢崎市小泉町『まつや食堂』さん
地域で愛され続ける、多彩な味わい
昭和58年の創業以来、親しまれてきた「まちの食堂」。のれんをくぐると、想像以上に女性が多いことに驚かされます。バラエティに富んだメニューは、どれもボリュームたっぷりなのにとってもリーズナブル。近年は焼きまんじゅうのテイクアウトも始まりました。そのたれを生かした、あるメニューが新たな名物に。温かな人柄と柔軟な発想で進化を続ける、まつや食堂さんをご紹介します。
創業から42年、幅広い世代に愛される食堂
同店の誕生は、昭和58年。現在のご店主、松村朋起さんのお父さまが創業しました。創業当時、うどんやそばが中心だったメニューは、二代目の朋起さんが加わったことで一気に拡大。お客さまの「こんな料理はできる?」という声に応えるうちに、カツ丼、鍋物、中華、パスタ、オムライス、ラーメンに至るまで、バラエティ豊かな品ぞろえになりました。
ラーメンの提供に踏み切るにはかなり悩んだそうですが、知人から紹介された製麺所の麺に惚れ込んで決意したといいます。佐野風の平打ち麺で、スープはあっさり系。今では同店で常に上位にランキングされるほど人気メニューになりました。
ちなみに、お父さまが始めた手打ちのそばとうどんは今でも安定の人気。「そば」は、会津産の玄そばを取り寄せて毎日使う分だけ挽き、「うどん」は厳選した小麦粉を使用。打つ時の水は天然水を使用するほどの徹底ぶり。掘りごたつ風の座敷、テーブル席、朋起さん自作のカウンターなど、お好きな席でいただけます。
進化し続ける味噌カツと焼きまんじゅう
最近のニュースは、今年9月から開始した「焼きまんじゅう」(1串170円)のテイクアウト。香ばしく焼きあげたふわふわのおまんじゅうに、甘さと辛さのバランスが絶妙な特製ダレをた~っぷりかけた自慢の品です。予約しておけば焼きたてを待たずに受け取れます。お客さまから好評のこのタレを目の当たりにするうち「料理にも生かせないか」と朋起さんの創作意欲がむくむくとわき上がりました。
そこから誕生したのが「まつや食堂風味噌カツ」。薄切りロースを重ねてミルフィーユ状にし、薄く衣をつけて柔らかい口当たりに仕上げたカツに、特製味噌ソースをかけた逸品。10月の提供開始以来、こちらも瞬く間に看板メニューとなりました。
「父は職人気質のこだわり派」という朋起さんもまた、形は違いますが「お客さまの喜ぶ一品」を追い求め続けるこだわり派。多彩なメニューは、思いやりの表れです。
冬の宴会、トゥクトゥク送迎、焼きまんじゅうもぜひ
これからの季節、忘新年会をなんと飲み物込みで5,000円〜6,000円という嬉しい価格帯で受け付けてくれます。お鍋を中心に、お刺身、焼き物などが並ぶコースがよく選ばれます(3日前までに要予約)。8人を超える場合は、裏手にある別棟の宴会場でゆったり楽しめます。
また朋起さんは、実は「トゥクトゥク」というタイの乗り物を所有しており、お客さまのお子さまを乗せたり、送迎で活躍することも。みんなが笑顔になる、思いがけないサプライズです。
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