経営者の輪Vol.165 株式会社長岡運送の「秋山 洋一さん」伊勢崎市日乃出町

Vol.165 株式会社長岡運送の「秋山洋一さん」の巻

今回「経営者の輪」にご登場いただくのは、株式会社長岡運送の常務取締役・秋山洋一さんです。

プロフィール

株式会社長岡運送の常務取締役・秋山洋一さんに現職につくまでの道のり、留学先でのドキドキエピソード、息子さんたちとの関わりについてうかがいました。

 

<プロフィール>

秋山 洋一(あきやま・よういち)さん
昭和54年2月18日生まれ
伊勢崎市出身
伊勢崎市在住

憧れの海外留学先で遭遇したドキドキ

「小さいころからトラックは馴染みが深かったんです」と話す秋山さん。お父様が車の電装業を営んでいた関係で、トラックは小さいころから身近な存在だったそうです。仕事に打ち込むお父様の姿を見ているうちに、誰に言われるでもなく自然と「跡をつぐのかな」と思うようになっていたとか。


野球少年だった秋山さんは県内の強豪・桐生第一高校に進学。その間、いとこたちが留学で海外へ行く姿を見て「自分も行ってみたい」と考えるようになりました。

海外への憧れを抱いた秋山さんは、佐野国際情報短期大学・英米語学科へ入学。ほどなくして、アメリカ・オレゴン州で最大の都市、ポートランドへの留学を果たします。


平日は学校で英語の授業、週末はホストファミリー宅でアメリカの暮らしを経験しました。英語にどっぷりつかった環境は、秋山さんの英語力を鍛えてくれました。「1か月もすると何を話しているのかは分かるようになりました」と話します。


息抜きは、ホストファミリーと過ごす週末。ホストは、5歳と3歳の男の子がいるお医者様で「いろいろなところに連れて行ってもらって、楽しかったですね」と振り返ります。


帰国後、ホストファミリーのお父さんと長男が来日した際は、秋山さんが東京見物の案内役をするなどして、交流が続いたそうです。

留学時代、最も思い出深いのは、日本人の友達と2人で拳銃を売る店に入ってしまったこと! 特別目立った風でもなく、ごく普通の佇まいだったため、なんの気なしにふらりと入ってしまったのだそうです。何か違う…。すぐに自分たちが足を踏み入れるべきではない店だということに気づいてしまったという秋山さん。


「空気がね、明らかに違うんです。言葉にはできないけど、今までに経験したことのない空気」という秋山さんの様子から、リアルなドキドキ感が伝わってきます。

楽しくも充実した学生時代を経て、秋山さんは小さいころから考えていた跡取りの道を歩み始めました。

お客さまに利点をもたらす「人とのつながり」

お父様のもとで仕事をして2年。自分が歩む未来のさらなる伸び代を考え、思い切って転職を試みます。そんな秋山さんに誘いの声をかけたのが、お母様のお兄様、つまり伯父様たちでした。


秋山さんの母方は、代々運送業を営んでおり、かつては馬をひいて荷物を運んでいたという話の残る歴史ある会社です。陸上での業務がメインですから、輸送手段は当然トラック。秋山さんが小さいころから見慣れてきたものです。しかも、車いじりが好きだった秋山さん。迷うことなく、誘いに応じ、大型トラックの免許を取得した後、株式会社長岡運送に入社しました。

最初の5年間はドライバー。今と違って、ナビなどない時代です。関東~長野、遠いところでは名古屋が秋山さんのフィールド。事前に地図を使って経路や行き先を調べ、時間を計算しながら仕事に励みました。


「大変だったけど、楽しかった」と秋山さん。「確かに調べるのは手がかかりましたが、それがあるから今があるんだと思う」と話します。今でも場所を言われれば、ルートがすっと浮かぶのだと話します。

今は、営業がメイン。お客さまにどうしたら、より有利な環境を提供できるか、を常に考えていると話します。「お客さまに喜んでいただく環境づくりに欠かせないのが、人とのつながりです」と秋山さん。それぞれのお客さまの目的を立体的、かつ複合的にコーディネートすることで、無駄を省き、さらなる利点を生み出すことができる。また、それが秋山さんの仕事のやりがいのひとつにもなっています。

日本の輸送の90%を担うトラック輸送業は、たとえるなら体の中の血管。あちこちにある素晴らしい物をつなぎ、伝え、全体の機能を存分に発揮させる役割があります。「仕事をすることが社会に役立っている、社会貢献できているのかな、と思うとうれしいし、誇りに思います」と照れた様子で話します。

オープンにすると案外ラク、と気づいた人間関係

プライベートでは、小4、小2、年長と3人の男の子のパパでもある秋山さん。自分で草野球チームに所属する傍ら、1年ほど前から、息子さんたちが入っている少年野球のコーチを務めているそうです。


「親としてほかの保護者さん、商工会議所では仲間や先輩、仕事ではお客さま。人との付き合いは、肩の力を抜いて「オープン」な方がラク、と気づいた」と話します。


さまざまなところでのつながりが、秋山さんの可能性をどんどん広げていきます。

企業情報

株式会社長岡運送


住所/伊勢崎市日乃出町701-9
TEL/0270-20-7720
事業内容/一般配送(一般貨物及びチルド貨物)、倉庫(保管、入出庫、流通加工)、引っ越し(個人、ご家族、事務所移転)
創業/1979年


平成26年4月

 

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

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