経営者の輪Vol.223 インターメディアサービス 「小暮 雅之さん」

経営者の輪Vol.223 インターメディアサービスの代表「小暮 雅之さん」

今回、登場いただくのは 、インターメディアサービスの代表・小暮雅之さん。
ほかにも商工会議所青年部の役員、群馬クレインサンダーズの役員、専門学校の講師など、さまざまな顔を持つ小暮さんに、今に至るまでの経緯、移転オープンした新事務所のこと、仕事のやりがい、展望などを伺いました。

プロフィール

小暮 雅之(こぐれ・まさゆき)さん
1975年、伊勢崎市生まれ

 

「好き」を追求して築いた基礎

素敵なホームページや、使い勝手の良いシステム、カッコイイデザインなどを手掛ける小暮さん。そんな小暮さんがいかにして今に至ったのか!? この機会に、根掘り葉掘り♪ うかがわせていただきました。

1975年生まれの小暮さん。小学生のときに、その後、大ブームとなるファミコンが発売されました。ほかの少年同様、たちまちファミコンやゲームに夢中になりました。最初の転機が訪れたのは、小学6年生。なんと、当時はまだ大変高価だったパソコンを買ってもらったのです。雑誌を片手にプログラムを組み始め、中学生になったときにはオリジナルのゲームを作りたい、と思うようになりました。

このことがきっかけとなり、伊勢崎商業高校に進学。この年、新設された情報処理科の一期生として、プログラミングを学び、より高度な情報処理の知識や技術を身に付けました。このときの学びが、今の仕事の基礎を築きました。

また、この時代はアルバイトにも精を出しました。カメラ好きのお母さまの影響で、写真屋さんで働いたことは、カメラや写真の原理を学ぶきっかけになりました。気の合う仲間とバンドを組んだのもこの時期。好きな音楽に浸ることで、感性を高めていきました。

印刷会社で学んだ大切なこと

 

二番目の転機となったのは、印刷会社に就職したことでした。印刷はちょうど、デジタルとアナログの過渡期。先見の明がある上司がマッキントッシュを導入し、その活用を小暮さんも手伝うようになりました。

「マニュアルはありませんでした。上司に教わりながら、手探りでマックの可能性を見つけていきました」と振り返ります。

このとき、良い経験となったのが「お客様のツールを作る」ということ。今までは、自分が好きなもの、自分が良いと思うものを作っていた小暮さん。趣味で作っていたのですから、当たり前といえば当たり前です。

それが、今度は、お客様の要望で印刷物を仕上げなければなりません。お客様の意見に耳を傾けつつ、印刷物を見る人のことを考え、それをつなぐ形で自分のデザイン力を生かし、ひとつの媒体を作っていくのです。

出力センターを構えていたこの会社では、カウンター越しにお客様と直接やりとりをする機会に恵まれました。このことで「自分の『作品』をつくるのではなく、お客様の大切なツールをつくる」という概念をしっかりと叩き込むことができたと言います。

当時、多く手掛けたのが、官公庁関係の印刷物。いわゆる「堅いもの」です。試行錯誤しながら、見やすいフォントタイプやフォントサイズ、行間、余白の取り方などを体得していきました。また、手書きの文章を打つことで官公庁ならではの独特の言い回しなども覚えていきました。さらに「制作~刷版~印刷~製本と、かたちになるまでの一連の流れを目の前で見られたことも勉強になった」と振り返ります。

                    

独立。事業拡大を図って

25歳のとき、仲間4人と会社を立ち上げた小暮さん。得意なパソコンの知識を生かして、当時活発になり始めたインターネット分野に進出。さまざまな知識や技術を独学で身につけ、この段階で動画も手掛けるようになりました。それと同時に、修理も請け負うようになりました。

7年後の2007年、完全独立。小暮さんが今まで得たこと、学んだこと、感じたことが大きく花を開き始めました。企業、個人などをつなぐ媒体になりたい、との思いを込めて、「間」を意味するinterと「媒体」を意味するmediaを合わせたインターメディアサービスを創立しました。自宅の一室からのスタートでした。

インターメディアサービスの売りは、スピード感とマルチ性。印刷、web、看板というツールでお客様の要望に総合的に、しかもすぐに応えられる小回りの良さが特徴です。小暮さんの手掛けるツールは、お客様らしいオリジナリティを感じられるうえ、見やすく、印象に残ると好評。当たり前のように目にするポスターやチラシが実は小暮さんによるものだったということが、実はとっても多いのです。

そんな小暮さんをビビビッと刺激するのが、商工会議所青年部の仲間たち。「会って、話す中で、それぞれのポリシーを聞けるのが面白い」と笑顔で話します。

今年1月には、オフィスを上諏訪町に移転。対面で要望を聞き、小ロット印刷・オンデマンド印刷・大判印刷・Webデザイン・商業デザイン・映像・販促ツールなどを総合的に制作しています。


オフィスの半分は、もじゃろーやぐんまちゃんのキャラクターグッズを販売。小暮さんが手掛けたグッズも数多く並びます。

ビジネスをとおして、伊勢崎の長所や課題も見えてきたという小暮さん。これから、新たに従業員を確保し、事業の拡大を図っていきます。

企業情報

インターメディアサービス

住所/伊勢崎市上諏訪町2116-2
TEL/0270-55-1577
創業/2007年
営業時間/10時~18時
休日/日曜、火曜
業務内容/印刷デザイン、デジタル印刷、Webデザイン、映像制作、看板製作など


2019年2月

 

応援します商売人!
今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ!

あのお店・会社のあの人を連載で御紹介します。
アイマップでは連載企画として、「応援します商売人!今こそフロンティアスピリッツを発揮せよ」と称し地域の企業人・オーナーさん達をご紹介していきます。 また次の方は、ご紹介を頂くという経営者の輪方式をとらせて頂きます(笑) この企画を通じて、少しでも地域の皆さんに地元のお店や企業、そしてそこで働く人達を知って頂ければ と思っています。またそれが僅かでも売上増やビジネスチャンスに繋がれば幸です。

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