おやつ大好きVol.212『ぱんや赤石(あかいし)』さん
日本一のパン職人の技を受け継ぐ、あたたかな雰囲気のパン屋さん
伊勢崎駅北口から徒歩1分。2026年4月にオープンした「ぱんや赤石」は、日本一に輝いたベイカーのもとで修業した店主・赤石晃一さんが開いたお店。焼きたてパンのやさしい香りが広がる中、ガラスケース越しにお気に入りを選ぶ懐かいスタイルです。ひとつひとつ丁寧に焼き上げられたパンからは、優しく誠実な赤石さんの人柄が伝わってきます。
できたてが並ぶ、店内仕込み
まだ看板が掲げられる前から「すごいパン屋さんができるらしい」とウワサになっていた「ぱんや赤石」さん。その評判は本物で、営業時間は16時までですが、閉店時間を待たずに、パンが売り切れてしまうことも。特に土日は、開店を待って訪れるお客さんも少なくありません。
同店でぜひ味わってほしいのが「天熟食パン」(420円)。米麹由来の天然酵母を使用し、湯種(ゆだね)製法で仕上げた生地を、前日からじっくりと長時間熟成発酵。こうすることで、しっとりしながら、もっちりとした食感に仕上がるのだそう。そうして旨味を引き出した生地を丁寧に焼き上げることで、耳までやわらかい仕上がりになるといいます。
おすすめは、まずは焼かずにそのままで。生地本来の食感と香り、ほのかな甘みがじっくり楽しめます。2枚目からは軽くトーストして、バターやジャムを添えても◎。オリーブオイルと少しの塩を合わせと、ぐっと大人っぽい味わいになります。
サンドイッチやホットサンドにもピッタリ。シンプルだからこそ、毎日の食卓でいろいろな楽しみ方ができそうです。
この食パンは、修業先の社長から受け継いだ特別な味。社長は、パン職人による技術を競う唯一の競技大会「ベーカリージャパンカップ」の食パン部門でグランプリを受賞した実績を持っています。その技術と思いが、この一斤の中に息づいています。
スパイスが香る自家製カレーパンもおすすめ
もうひとつの味わってほしいのが「こだわりのカレーパン」(280円)。
170度の油でじっくり揚げたカレーパンは、外はカリッ、中はもっちり。揚げたてを頬張ると中から熱々のカレーがあふれ出します。
中に入っているのは、ひき肉、玉ねぎ、ニンジン、トマトなどの野菜をたっぷり使った自家製のキーマカレー。5~6種類ものスパイスを使った本格派ながら、辛さはまろやか。小さなお子さんからも人気なのだそうです。
このカレーパンのルーツも修業先のパン屋さんにあります。実は赤石さん、修業先で食べたカレーパンのおいしさに衝撃を覚えたのだそう。だからこそ「カレーパンには特別な思い入れがある」と言います。
ほかにも、黒米を練り込んだ生地にこしあんがぎっしり詰まった「黒米あんぱん」、外はサクッ、中はしっとり食感の「メロンパン」、じゅわっと塩気がおいしい「塩パン」などが好評。生地そのものがおいしいので、何種類も買っても次々と手が伸びてしまいます。
忘れられない「あの味」を、今度は自分が届ける番に
子どものころからパンが大好きだった赤石さん。製パン専門学校で基礎を学び、その後、埼玉県の人気ベーカリーへ就職しました。
そこで出会ったのが、数々のコンテストで受賞歴を持つ社長。ここでパンを食べたときの感動は、今でも忘れられないといいます。そして「自分がおいしいと思って感動した時のように、お客さんにも幸せな気持ちになってもらえたらうれしいです」と照れ臭そうに話します。
仕込みから焼き上げ、接客までをすべて一人で行っているため、混雑時にはゆっくり説明できないこともあるそうですが、対面で言葉を交わしながらパンを選べることこそが、このお店で味わえる大きな喜びでもあります。
焼きたての香りと、赤石さんのやさしい笑顔に出会える「ぱんや 赤石」。今日のおやつに、お食事に、心まで満たされる「幸せになれる味わい」を。
店舗情報
『ぱんや赤石』
◆住所:伊勢崎市柳原町24-6
◆電話:0270-77-0096
◆営業時間:11:00 ~16:00(売り切れ次第終了)
◆店休日:火曜、水曜
◆駐車場:5台
◆支払:現金、イセカ
Instagramは こちら
取材日:2026年5月 e塚
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